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2008年 桜の開花予想(東京、京都、大阪、高知、熊本)について (2007年10月予想)
2007年10月 桜前線研究所
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10月桜や冬桜が咲き始めると、早くも2008年開花予想のことが待ちきれなくなって、まだ2007年の10月というのに2008年の桜の開花予想を試みてみた。今の時点での開花予想は、極めて単純なもので、気象庁が発表した過去12年間の桜の開花日のデータを基にして、各種の平均値を計算してみただけのものであるが、このような計算も大まかな目安を得るという点では予想といいうるものである。
気象庁で計算された平年値は1971年から2000年までの30年間の平均値である。これは統計的に考えると、温暖化の影響などで春先の気温がだんだん高くなり、それに伴って開花日もだんだん早くなってきている東京のような場合(下のグラフ参照)には、30年平均という点で15年前の値ということになり、更に今から見ると平年値が計算されてから7年経っているという点で、合計して22年前の平均開花日に相当すると考えることが出来る。多くの人は、今の時点ではまず「平年並み」と予想するかも知れないが、平年値の性格がこのようなものであることを考えると、2008年は、この平年値よりはかなり早く咲くであろうことが考えられる。
しかし、九州を中心とする西日本の暖地では、冬の気温が高く経過すると休眠打破が順調に行われず、開花が遅くなるという現象が見られることから、単純に早く咲くとも言い切れない地域もある。
このような状況の下で、今の時点で何時咲くかを予想することは、かなり難しい。気象庁の長期予報が発表されると、それを利用して傾向を推定することは出来るかも知れないが、「何時咲く」と決断することは難しい。難しいけれども、いろいろ計算してみたい。そんな思いをしながら開花予想への気持ちを高めている秋の日である。
| 東京 | 京都 | 大阪 | 高知 | 熊本 | |
| 1996 | 3月31日 | 3月31日 | 3月31日 | 3月26日 | 3月22日 |
| 1997 | 3月21日 | 3月26日 | 3月27日 | 3月15日 | 3月15日 |
| 1998 | 3月27日 | 3月24日 | 3月25日 | 3月17日 | 3月17日 |
| 1999 | 3月24日 | 3月25日 | 3月24日 | 3月19日 | 3月22日 |
| 2000 | 3月30日 | 4月3日 | 4月2日 | 3月27日 | 3月24日 |
| 2001 | 3月23日 | 3月24日 | 3月25日 | 3月21日 | 3月23日 |
| 2002 | 3月16日 | 3月18日 | 3月20日 | 3月17日 | 3月16日 |
| 2003 | 3月27日 | 3月28日 | 3月27日 | 3月18日 | 3月20日 |
| 2004 | 3月18日 | 3月24日 | 3月23日 | 3月19日 | 3月24日 |
| 2005 | 3月31日 | 4月2日 | 4月3日 | 3月31日 | 4月1日 |
| 2006 | 3月21日 | 3月27日 | 3月28日 | 3月15日 | 3月20日 |
| 2007 | 3月20日 | 3月25日 | 3月27日 | 3月23日 | 3月23日 |
| 平年値(気象庁) | 3月28日 | 3月31日 | 3月30日 | 3月23日 | 3月24日 |
| 過去12年平均値 | 3月24日 | 3月26日 | 3月27日 | 3月20日 | 3月21日 |
| 過去10年平均値 | 3月23日 | 3月26日 | 3月26日 | 3月20日 | 3月22日 |
| 過去7年平均値 | 3月22日 | 3月25日 | 3月26日 | 3月20日 | 3月22日 |
| 過去5年平均値 | 3月23日 | 3月27日 | 3月27日 | 3月21日 | 3月23日 |
| 過去3年平均値 | 3月24日 | 3月28日 | 3月29日 | 3月23日 | 3月25日 |
| 過去12年間のデータからの回帰傾向値 | 3月20日 | 3月25日 | 3月27日 | 3月21日 | 3月24日 |
| 過去81年間のデータからの回帰傾向値 | 3月25日 | - | - | - | - |
下の図は、東京について、1927年〜2007年までの期間について、春先の平均気温と桜の開花日の長期動向をグラフにし、かつ回帰線を描いてみたものである。この長期的なグラフから桜の開花日を予想すると2008年の桜の開花日は3月25日と予想される。
このグラフの利用法としては、気象庁の長期予報を参考にしながら、もっと早まりそうとか遅くなりそうとかの試みをすることである。

資料:気象庁 計算は桜前線研究所
なお、過去81年間(1927年〜2007年)の傾向を上のグラフで見ると、春先の気温の上昇傾向に伴い、東京の開花日は毎年0.0919日(毎年約0.1日)づつ早まってきていることが分かる。このことは10年毎に0.9日(約1日)早まってきていることと同じである。また、過去50年間では4日〜5日早まったことになる。