2008年 桜の開花予想と開花実績
朝日新聞によると今年の桜の開花予想は厳しい評価であった。確かに3月5日、3月12日段階の開花予想は実際の開花日に比べてかなり遅い開花を予想していた。開花直前の3月19日段階の予想は、かなりよく予想されている。
わずか1週間の違いで、こんなによく当たるとは、どんな手法が用いられたのか少し気になる。しかし、この成果は北海道では生かされていないようである。
開花予想の難しさは2つある。ひとつは予測モデルの作成である。もうひとつは、その予測の中で用いる開花までの気象(特に気温)の傾向(高いか、低いかと上昇速度・プロセス)である。当桜前線研究所としてもこの2点を解決できないまま、今日に至っている。
個人で開花予想を楽しむ時には、モデルとしては、一番単純な積算平均気温手法を用い、その後の気温は平年並として予測することを原則とし、そこから先はいろいろ工夫することで十分であるのだが、きちんとした組織で予測するとなると、楽しみどころではない、胃がきりきり痛むようなご苦労があるのではないかと思っている。
