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桜の開花日の推移

 最近、よく「桜の開花に逆転現象が見られる」などと言われます。これは、桜は暖かい地方に位置する南の鹿児島等が北に位置する都市よりも遅れて咲く現象のことを言います。南国では近年の温暖化の影響で開花促進に必要な低温が十分確保できなくなったからだといわれています。
 そこでとりあえず、桜の開花日が近年どのように変化してきているのかをグラフにしてみました。この中で、特に鹿児島についてみると、1988年頃から開花日が他の都市に比べて遅くなっています。でも鹿児島だけがこのようになっているのは、限界地帯にあるからとはいえ、少し変な気もします。気象台の移転、標本木の変化等も影響しているのかも知れないし、都市化等を含めた微気象の影響もあるのかも知れません。近隣の都市(宮崎等)の傾向等とも比べながら分析する必要があるのかも知れません。



 下のグラフは、東京、高知、宮崎、鹿児島について、1953年から2007までの2月〜3月の平均気温の推移を見たものです。
いずれの都市の気温も上昇傾向にありますが、東京の気温が特にその傾向が大きくなっています。
鹿児島と同じ南九州にある宮崎と鹿児島の気温を較べると、1972年頃までは同じくらいの水準の気温で推移していたのに1973年頃からは、鹿児島の気温が高く推移するようになり、現在はその傾向が顕著になってきています。ちょっとその差が大きいように感じます。なぜなのでしょうか?
桜の開花日の傾向も当然これらの影響を受け、「逆転現象」の原因になっていると考えられますが、いろいろな角度からの分析が必要のようです。
高知はこれまで全国一早い開花地のひとつとして知られていますが、この気温の水準・上昇傾向からすると今後ともこの傾向は続くのものと考えられます。