桜の開花の統計的傾向・法則・・・グラフで楽しむ

 

                         平成182月7日

                          桜前線研究所

 

 

主要都市別桜の開花日(1995年〜2005年)

 

主要都市別の過年次の桜の開花日をグラフにしてみると、桜の開花日は年次毎に変動しているものの、一部鹿児島等の例外はあっても全都市ともほぼパラレルに変動している。南北に長い日本であっても春は同じ傾向で等しくやってくるように思われる。

 

 

 

全国主要都市別桜の平年開花日と平年平均気温

桜の平年開花日は都市によって異なっており、北日本では北になるほど開花日は遅くなる傾向が顕著である。しかし、桜の平年開花日の平年平均気温は概ね10℃〜11℃である。南に位置する宮崎、鹿児島はそれよりやや高くなっている。

 

 

主要都市における桜の平年開花日までの積算平年平均温度

 

2月1日を起点とした平年開花日までの積算平年平均気温の推移を主要都市別にみると、北の地域になるほどゆっくりとしたペースで積算気温が上昇していくことが分かる。宮崎、鹿児島を除いて考えると、多少の差はあっても開花日がきれいに並んでおり、自然の力強さや自然の法則の存在を感じさせられる。

 

 

桜の開花日までの平均気温の推移

下のグラフ2枚は、桜の開花日までの平均気温の推移を全国主要都市別にみたものである。北の方の年では、気温は2月以降ほぼ一直線に上昇し、平均気温がほぼ10℃になる頃に開花することが分かる。西日本や南日本では気温の上昇は一直線ではなく、2月下旬に気温の上昇が一時的に鈍る「春の足踏み」を経て開花期を迎え、北の地方のように平均気温が10℃になる頃開花するとはいえない。西日本の開花予測は難しいといわれているが、「休眠打破」のために必要な「低温」の外に、この「春の足踏み」のあるなしも影響しているのかもしれないと思っている。

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